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メールマガジンのサンプル

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「臨床感覚の広場」発行の各メールマガジンのサンプルをご紹介します。

「臨床感覚の広場」発行のメールマガジンサンプル

精神科薬物の<官能的評価>―感じるまま薬を語ろう!

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          『 デパス 』の巻
〜精神科薬物の<官能的評価>
             ―感じるまま薬を語ろう! (1)〜
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

2005・2・11 発行

※このメルマガの著者である、
精神科医熊木徹夫のさまざまな試みに、興味をお持ちの方、
本メルマガのバックナンバーをご覧になりたい方は、
以下にアクセスしてください。

http://www.dr-kumaki.sakura.ne.jp/index.html
(会員登録窓口よりどうぞ!)

---------------------------------------

[”精神科薬物服用体験”の書き込み促進キャンペーンを行います!]

こんにちは、熊木徹夫です。

先日は<薬物の官能的評価>についてのアンケートにご協力いただき、
ありがとうございました。
おかげで、
本メルマガ『精神科薬物の<官能的評価>―感じるまま薬を語ろう!』
の今後の展開に、指針を得ることができました。

まだこの企画をよくご存知ない方のために、
以前アンケート依頼の際、お伝えした文章を再録し、以下にお示しします。

<新しいメルマガは、
『精神科薬物の<官能的評価>―感じるまま薬を語ろう!』
というもので、あなた方の精神科薬物服用体験から、
各々の精神科薬物の持つさまざまな特徴をあぶりだそうとする、
これまでになかった試みです。

これまで、精神科薬物の処方根拠とされていたのは、
薬理学的・疫学的(統計学的)データのみで、
これらだけでは、実際の臨床で適切な薬物を使用することは
はっきりいって無理です。

そこで、患者さんや処方する精神科医が、
精神科薬物についてのこれまでの「主観的体験」を語り、
それらを多く集積することが非常に重要になってくるのです。

どんなささいなことでも構いません。
一度しか精神科薬物を服んだことのない人、OKです。
語りだすこと、これが大事です。
あなたの精神科薬物服用体験についての語り、
切に期待しております。  ↓↓

http://www.dr-kumaki.sakura.ne.jp/keiji/index.html
(5つの掲示板のうち、”精神科薬物の<官能的評価>についての掲示板”
をクリックしてください! そして、ここに書き込んでください)

書き込んでいただきたいことは2点です。
1:その薬物自体の特徴(服んだときの身体での感じ方)
2:類似薬物との違い

これだけです。

この掲示板に書き込んでいただいたご意見を、
熊木がまとめなおし、コメントをつける。
そして薬物ごとに毎回特集する(例:ドグマチールについて)。
このようなやり方で、毎回展開してゆきます。

そのため、あなたの書き込みこそが頼りです!
書き込みの集積は、やがてその薬物についてのコンセンサス(同意)を生み、
精神科医療自体を変える力を持ちうる、と考えています。
なにとぞよろしくお願いします。>

今回はこれに付け加えて、お伝えしたいことがあります。

毎回一つの薬物につき、特集を行ってゆく訳ですが、
なるべく多く書き込んでいただきたいとの願いから、
ささやかながらプレゼントを用意することにしました。

それは以前にも抽選で5冊お渡しした、
拙著『精神科医になる 〜患者を<わかる>ということ〜』(中公新書)で、
私のサインもお付けします。

(*ここにAmazon.co.jpへのリンクURLが入ります。リンク先はこちらです)

これは<薬物の官能的評価>が重要であることの根拠が書かれているもので、
<薬物の官能的評価>について、より理解を深めていただけると考えるからです。

ところでお渡しするのは、毎特集ごと1冊に限らせていただきます。

毎回、各薬物について皆さんからいただいた<官能的評価>
(すなわち、掲示板の書き込み)の中から、
とりわけすぐれており、医師や患者に啓発をもたらすと考えられるものを、
私が独断と偏見でひとつだけ選択します。

これをMVO(most valuable opinion )として、メルマガのなかで、
顕彰したいと思います。

その商品が拙著です。

(すぐれた書き込みをされた方には、何回でもチャンスがあります。
また将来、商品は変更することになるかもしれません。
あらかじめご了承ください)

ただMVOではなくても、それぞれの<薬物の官能的評価>は大変貴重です。
今後もきちんと集積し、データベース化をはかっていきます。

(また、これはいうまでもないことですが、
全く服用体験のない精神科薬物についての<官能的評価>の書き込みは、
皆さんの良心に照らして、お慎みください。
今後、困った方がこれらをみて惑うことになるからです。

ただし処方経験のみある精神科医の方々については、
思うところを書き込んでいただいて構いません。)

具体的なプレゼントの渡し方を説明します。

たとえば第1巻、デパスの特集号についてです。

締め切りは先にお伝えしたとおり、1月21日(終了しております)で、
それまでに書き込んでいただいた記事が、プレゼントの対象です。
(半年前の書き込みでも、もちろん対象になります)

メルマガのなかで、私が各々の書き込みについてコメントを添え、
最後にMVOとなった書き込み、そしてハンドルネームをお知らせします。

MVOに選ばれた方は、私のメールアドレス
info@dr-kumaki.sakura.ne.jp
まで、メルマガ発行日より”1週間以内”に
ハンドルネーム・郵便番号・住所・お名前をお知らせください。

追って発送させていただきます。
(自己申告制です! また期限を越えましたら、
プレゼントをお渡しできないことがあります。
その旨、ご了承ください。)

(※ また今のところプレゼントの対象にならない薬物についても、
書き込みを増やしていただきますよう、切に切にお願いします。)

http://www.dr-kumaki.sakura.ne.jp/keiji/index.html

皆さんの書き込みを拝見することを、私自身楽しみにしています!
力をあわせて、画期的なメルマガをつくってゆきましょう!

熊木徹夫

(※ なお、ご意見・ご感想は 
info@dr-kumaki.sakura.ne.jp
までよろしくお願いします)

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※すべてはここから始まった!

これまで大勢の患者さんと接してきた精神科医が、
臨床をおこなってゆく中で常々温めてきたこと、
すなわち精神科臨床の、
ひいては人間を知るということの<普遍>へと
繋がるものについて論じた本:

『精神科医になる 〜患者を<わかる>ということ』

 熊木徹夫(中公新書)700円(税別)

ここで提起された問題は、
精神科のみならず各界に、
静かだが確かな影響を及ぼしつつあります。

この一冊、是非あなたも手にとってみてください。

◎ Amazon.co.jpで、今すぐ購入できます。
(*ここにAmazon.co.jpへのリンクURLが入ります。リンク先はこちらです)

◎ 詳しくはこちら
http://www.dr-kumaki.sakura.ne.jp/index.html

[ 本書を一部紹介 ↓↓ ]

<第1章  薬物は何に効くのか 〜臨床における患者の<構造>>

目をつむると、静かに思い出される夜がある。モダンジャズが流れるなか、

ほろ酔い加減の精神科医たちが日頃の臨床経験について、
それとなく語り合っていた。

夜も深まりゆき頃、ある先輩医師がこう語った。

「薬物は症状にではなく、<構造>に効く」

酔いはいっぺんにさめた。
その一言が際立つあまり、前後の文脈も私の記憶から吹き飛んでしまった。

そもそも薬物は、症状に対して効くものだというのが
世間一般の常識である。
精神科医を含め多くの医師もそう信じている。

しかし私は何か違う気がしていた。

うまく言い表せないけれども、
薬物は何かもっと奥深いものに働きかけているに違いない。と感じていた。

そのような時に一言、先の言葉を示された。
うまいことを言うものだと感嘆しきりだった。

しかし、その言葉を投げかけた先輩医師自身からは、
ついにその言葉の詳細については聞くことなく今日にいたっている。

そこで本書では、先に話された<構造>とは何か、
その意味を考えてみようと思う。
(後略)

-----------------------------------------

[※ <お断り>

今後基本的には、各薬物を商品名で説明してゆきます。
その方が、話の通りがよいだろうと考えるからです。

しかしところどころ、話の流れから一般名が登場することがあります。
この点につき、ご了承ください。

また薬物によっては、よく知られた商品名が複数存在する場合があります。

例えば、一般名フルボキサミンに対する
ルボックス・デプロメール といった商品名などがそれにあたります。

その場合は便宜的に、デプロメール(ルボックス)などと表記します。

なお、このメルマガで取り上げる商品名の選択・順序は、
熊木の独断によります。

よって、一般名スルピリドという薬物の説明の際、
なぜドグマチールという商品名のみ取り上げ、
ミラドール・アビリットといった他の商品名は取り上げないのだ、
というような苦情は一切受け付けません。

なお蛇足ながら、この場合、ドグマチールを販売する製薬会社から
何かをいただいている、というような情実は
絡んでいないこともお断りしておきます。

このメルマガは、どこかの製薬会社が経営的に潤うことを支援しようと
するものではなく、薬物についての<官能的評価>
(服用者あるいは処方者が、からだで感じた事柄)を集積し、
”ナラティブ(患者さんや精神科医などの語り)”のデータベースを作ること、
ひいては、精神科の治療文化をやせさせず次代に伝承することにあります。

この点をご理解いただいた上で、みなさま、掲示板上でおおいに語り、
他の方の体験を汲み取って、
さらに薬物に対する感じ方を深めていただきたいと思います。]

●○● 今回の特集 〜デパス〜 ●○●

<さあ、いよいよ始まりました
メルマガ『精神科薬物の<官能的評価>―感じるまま薬を語ろう!』。

記念すべき第1回は、デパスの特集です。
これは以前皆さんにお願いしたアンケートの結果、
一番関心の高かった薬物です。

さて、どれくらい掲示板の書き込み、増えたかな・・?

おお、たくさん書き込まれている! 感謝、感謝!

私は監修者ですが、もちろん私個人の考えも、この中に込めていきます。
では、張り切って!>

(名無しさん )

就寝前0.5mgと昼間0.5mg(不安症状が出たとき)服用しています。
自分に合う薬みたいで、眠くもなりますが、
落ち着く方が大きい感じがします。
効用時間は6時間ぐらい?かな、です。

(ジミーさん)

睡眠導入薬として使用しており、不安が取り除かれ、
寝つきがよくなり、熟睡できるように思いました。

精神安定剤としても効果があります。
寝る前でなくとも、急におなかが痛くなったような時も、
効き目があったような気がします。
これは精神的なものだったようですがね!

( リンさん )

不安になった時の頓服薬としてもらいました。
飲むとぼんやりして、不安はなくなります。

とても楽になれる薬です。
副作用もありませんでした。

<もともと抗不安薬ですので、これらの効果は
なるほど納得のいくものです。>

(b さん)

パニック障害に関連した広場恐怖と嘔吐恐怖があるため、
乗り物に乗る前、歯科に行く前、床屋に行く前などに
デパス 0.5 mg 服用しています。

血中濃度がピークになるタイミングを見計らって予防的に飲んでいます。

少量でもよく効いてくれるので助かります。

効き目が切れた (という感覚があった) 後に頭痛・吐き気のすることが
たまにですがあります。

(まころんさん)

寝つきが悪く、眠りも浅く、目覚めも悪い状態が続き、
2ヶ月ほど前から処方されて、就寝前に1錠(0.5mg)を服んでいます。

医師からは、緊張をほぐして寝付きやすくなる薬で、
ぐっすり眠りたい時は2錠までは増やしても大丈夫と説明を受けました。
確かに寝つきはよく、30分程で寝つけているようです。

ただ、時々目覚めることがあり、薬が切れたなと自覚できます。

なかなか眠りが深くならず、うとうとと目覚めの繰り返しで
朝を迎えることがとよくあります。

一旦起きると、他の抗うつ薬ほどには、
ボーっとする感じやだるさがない様な気がします。

書き込みを読んで肩こりに効くと知ったのですが、
確かに最近、肩こりが軽減し、
結構こってるときでも、朝にはずいぶん軽くなっている感じです。

寝る前の服用だけのせいか、感情移入が無くなるという自覚はありません。

ちなみに他の服用歴があるのは、
トレドミン・トリプタノール・メイラックスです。
現在はデパスのみで他は服用してません。

<パニック症状に先駆けておこる前兆としての恐怖には、よく効きます。

緊張が強くて眠れない方には、いきなり他の入眠導入薬を服むより
いいようです。
もちろんデパス自体に、ある程度の入眠導入作用はあります。

デパスはチエノジアゼピン系という種類に属しますが、
これはほとんどの抗不安薬や入眠導入薬が属する
ベンゾジアゼピン系の親戚です。

裏を返せば、ベンゾジアゼピン系のうちで、
抗不安作用の強いものを抗不安薬として用い、
入眠導入作用の強いものを入眠導入薬として用いているわけです。

ちなみに私の印象では、デパスはこの中間に位置すると考えています。

服用する人にもよりますが、不安がおさまる以外に、
とても眠がる人がいます。

また、筋肉をほぐす作用が強いことでも有名で、デパスにより、
筋緊張性頭痛が軽快することが知られています。
寝起きに肩や首筋のこりが癒えたり、
頭痛と並存する吐き気が楽になったりするのは、
それから説明できるでしょう。>

(みきさん)

頭痛に悩まされて神経内科に行ったときに
デパスを処方されました.
筋肉をほぐす作用があるとか.

先輩の話しによると,この薬を飲むと酔った感じになるそうです.

(まるこさん)

デパスは就寝前に飲んでいましたが、
頭痛もなく私には合っていたように思います。
今は違う処方ですが。。。

(ホリコロさん)

心身症(顎関節症)の治療でデパス錠0.5mgを頓服的に使いました。

顎や首まわりの緊張をとる効果を期待しての処方だったのですが、
飲んだ当日は全身がだるくてたまらず、頭もぼーっとして
身動きがとれなくなってしまいました。
(全身の緊張が抜けて力が入らない感じです)

飲んだ翌日には顎・歯・首の痛みは確かにとれています。

効果より副作用が先に出でしまうのかも、とのことでした。

結局、生活に支障が出るので中止して、セルシンに変わりました。
でも効果が今ひとつでこちらも中止に。

その次に、ミラドール(ドグマチール)錠50を
食後3回で服用するようになったら、
額関節症の痛みも抑鬱感も急激に改善しました。

(併用している他剤は、食後にトレドミンとソラナックス、
就寝前にメイラックス、レスリン、トレドミンです)

<顎関節症でも、筋肉をほぐす作用が強いことから、よく用いられます。

服用初日、ホリコロさんには効きすぎたようですね。

デパスに限りませんが、服み始めた日に効きすぎて、
それに驚きやめてしまう人が結構います。

これは「酵素誘導」という”薬物の効果を
ほどよく減弱させる体の働き”がおこってくるまでの、
一過性の現象であることが多いです。

やめずに服んでいると、まずまずいい加減の効き方に落ち着いてくるので、
効きすぎたといって、ここでやめてしまうのは惜しい気がしますね。

ただ先に担当の先生がこの説明をしておいてくれると、
それほど驚かずにすむのですが。

(こんなこと言っておきながら、私自身も実は、
おこる可能性のある副作用の説明を、
し尽くそうとしていないことが多いです。

あらゆる副作用の可能性を考え網羅しようとすると、
いくら時間があってもたりないこと、
それに、患者さんのなかにとても神経質な人がいて、
あまり事細かに副作用情報をお伝えすると、
恐れをなしてしまい、結局服用してくれなくなること
などが、その理由です。)

ちなみにセルシンも筋肉をほぐす作用のある抗不安薬なのですが、
デパスと比べると、筋弛緩作用・抗不安作用ともにマイルドです。>

(tom さん)

顎関節症の場合ですが、理学療法(温熱・低周波)と薬物療法で
私の場合は対応しています。

腰痛で使うノイロトロピン錠や
その他の筋弛緩薬(リオレサールやテルネリン、ミオナールなど)と
研究論文に歯軋りと胃液の関係があったので、
慢性胃炎を理由にガスターD錠、ガストロゼピン錠を足しています。

後は鎮痛剤(ナイキサンやロキソニンなど)が追加されています。

精神科と歯科口腔外科の両方に相談してみてはいかが?

歯軋りと胃液の関係については、
ただいま上記の方法で様子を見ているところです。

<tom さんはドクターですね。

顎関節症についてのいろいろなアプローチを、提案していただきました。

私も、ノイロトロピンやテルネリン、ミオナールなどよく処方しますが、
歯軋りと胃液の関係については、初耳でした。
この件についての今後の情報を、どうぞお寄せください。>

(ツバクロウさん)

私もときどき服用してます。
主に眠剤代わりに使用してます。
長く飲んでいるので個人的体験を書かせていただきます。

まず、映画を見るときには飲まないようにしてます。
というのもこの薬を飲んでいると映画に全く感動しなくなります。

なんだか他人事のように映像が流れていく感じで
全く感情移入しなくなります。
まあ、感情がぶれなくなるという意味で
効果があるのかもしれないですね。

それと、いつもなら言うか言うまいか逡巡することでも
この薬飲んでると、さらっと言えたりします。
しばしば余計なことを口走る結果となりますが。。。
そういう意味でも抑制がとれるのかもしれないです。

さらに個人的体験ではないのですが、
先輩医師で愛飲されておられる方がいるのですが、
服用しているときには明らかにわかります。
話をしていても、なんだか暖簾に腕押しだなあと感じます。

(usagiさん)

睡眠前に適量(だいたい0.3mgくらい)服用しています。
日によって飲む量は違いますが、飲み始めて2年近くになります。

> 全く感情移入しなくなります。

そういう効果があるんですか?
そういわれると、以前はよく涙を流したのに、
最近は悲しいことがあっても涙しなく(泣けなく)なりました。
自分にとって良いことなのか悪いことなのかわかりません。

デパスを飲んだ方が飲まないときより気分が落ち着きます。
不安がなくなるという感じです。
それが「感情移入しなくなる」ということでしょうか。
わかりません。

それと先日、感情が高まってデパスをオーバードーズ(2mg)しました。
そのせいかどうかわかりませんが、泣くことができました。

それと、いつもは効いているのかいないのかわかりませんが、
10分くらいで眠気がやってきて、朝までぐっすり休めました。

(KOZIKIさん)

トローチを舐めるように服薬してますが、
ニュートラルな感じでノイズが散ってくれて
短時間の集中シゴトには愛用させてもらってます。

眠剤としてはパワーはないですね。

リラックスできて気分転換にはいい感じ。
この手のマイナートランキライザーって使い方だと思う。

<ツバクロウさんもドクターで、自己服用をされているようです。

”映画に全く感動しなくなります”

”言うか言うまいか逡巡することでもこの薬飲んでると、さらっと言えたり”

”先輩医師で愛飲されておられる方がいるのですが、
服用しているときには明らかにわかります。
話をしていても、なんだか暖簾に腕押しだなあ”

と、とても興味深いご指摘です。

それを受けてのusagiさんのご指摘、”以前はよく涙を流したのに、
最近は悲しいことがあっても涙しなく(泣けなく)なりました”も面白い。

これらは、薬理学的には説明されておらず、
まだ学問的な場で指摘した人もおそらくおりません。

まさにこれぞ、<官能的評価>!というご意見です。

確かに私の臨床経験においても、
デパスの服用で、喜怒哀楽の感情が薄らいでしまうこと、
軽度の逸脱が起こりやすくなることはうなづけます。

しかしこれらのご指摘は、ちょうど私自身もぼんやり感じてはいたけれども、
うまく意識化できなかったもので、
まさに”なるほど!”といった感じです。

<官能的評価>は誰かが言語化することで、初めて抽出される類のものです。

本当にそうであるか迷っても、
とりあえず一度言葉にし、他人に伝えてみましょう。

その他人も”そうか!”と手を打って、気づきを促してくれたことに、
感謝するかもしれません。

そもそも、<官能的評価>に正誤はありません。

執念をもって、自分のからだが語る”か細い声”に耳を傾け続ける習慣、
それがあなたの<官能的評価>を生み出します。
まずこの感覚の研ぎ澄まし方を身につけましょう。

KOZIKIさんのデパスの使い方は、スマートドラッグ的ですが、
ここで語られていることも分かる気がします。
精神科薬物を創造的活動の一助にするという発想は、
とても現代的といえましょう。
このような使われ方は、潜在的には非常に多いものなのでしょう。>

(BOA SORTEさん)

3年ほど服用しています。
0.5ミリを2錠毎食後に飲んでました。
現在は朝晩にしています。

効いてるんだかいないんだかわかりません。
肩こりもヒドイし。。。(毎食後服用してた頃から)

他には朝晩ドグマチール50ミリ、アナフラニール10ミリ、
就寝前はデジレルの25ミリを2錠です。

デジレルは今はやめています。フラフラになるので。。。
(寝る前だからいいんだけど、
夜中なにかあったらと思うと、それはそれで不安になった)

向精神薬はウサン臭い!

(tomさん)

有効率は60%前後というのが相場です。

効く人にはとてつもなく効きます。
何しても効かない人もいます。
それをお含みください。

添付文書はネットでも見れますから。
あとは主治医とご相談を。

私も、7割効けば一応合格として使っています。
デパス錠(0.5)は1日6錠飲んでいますよ。
一応、6錠で合格ライン到達しました。

<BOA SORTEさんのように効かないケースも、もちろんあります。

同じ薬物でありながら、これほどまでに、からだの体験は違ってきます。

それなら、<官能的評価>など全く共有できないではないか、
という意見も出てきそうですが、それは早計というものです。

各々のからだの個性のみに与していては、そもそも医学は成り立ちません。
しかしすべて一般化できるものではない。

その両極を擦りあわせることに腐心するのが、臨床というものであり、
日々の医師の仕事なのです。>

(な さん)

かつて0.5mg*3で服用していたことがあります。

効き目が早くシャープで、30分しないうちに
不安感、焦燥感がとけていくのでいいと思っていましたが
あっという間にその量では効かなくなりました。

増量してもらい1mg*3をしばらく続けていましたが、
かなり依存している感があって落ち込んだので
苦労してコンスタン0.4mg*3に戻しました。
(こちらを服んでいた期間の方が長い)。

デパスを服んでいた期間は、4ヶ月くらいだったかと思います。

効きが30分以内に来るのはよかったんですが、
そのうち2時間程度で切れるのが分かるようになり、
朝の分が昼まで保たず、昼の分が夜まで保たないといった感じでした。

切れると一気に焦燥感が現れてめまいがひどくなり、
頭の奥の方がしびれるような不快感にやられてました。

飲むとあっという間に収まります。

併用はトレドミン25mg*3と、
眠剤(ハルシオン、レンドルミン、ベンザリンのどれか)です。

<これは禁断症状ですね。
このように切れ味鋭いが、薬剤耐性がすぐに生じてくる
(効かなくなって必要量が増えてくる)のも、デパスの特徴です。

依存的になりやすいので、やはりキチンと医師に処方してもらい、
服用量のコントロールを怠ってはいけません。

(近頃、街角やインターネットなどで不正に販売されているようですが、
そのようなものに手を出すのは違法であるだけでなく、
とても危ないことです。)>

(M.M さん)

私は、43歳男性です。

容量:デパス(1ミリ錠)×3錠 就寝前に服用(原則)
および例外として昼間の症状のきつい時に適量を服用

使用経緯:
89年5月に受けた手術の術後
すぐに現れた自律神経症状に対処するため16年間服用中

手術内容:
左手人差し指第一関節部の腱断裂および剥離骨折の修復手術

術後結果:
腱の固定が甘く関節のぐらつきが残り、指が正常に機能できない。
力の入らない指先を意識して、からだに自然と余計な力が入ってしまう。
指を固定している各靭帯間のバランスが取れなくなり、
「マレットフィンガー」になった。
また、骨片が小さ過ぎて骨組織の癒合がうまくいかなかったのか、
骨折部位が正常に骨化されず、
ぶよぶよとした軟部組織で充填されている模様。
手術時にドリルで骨を穿孔されたのだが、
現在も患部を軽く押しても頭に突き抜けるような鋭い痛みがある。
特に寒冷時に症状がひどい。

具体的な自律神経症状:
緊張性頭痛・咽頭部異物感(ものが張り付いたような感じ)・
吐き気等の胃腸症状・からだの震え・軽い動悸・息苦しさ・
全身の皮膚のヒリヒリ感・蕁麻疹

体質および既病歴:
生来体質虚弱で体力がない。アレルギー体質(花粉症はなし)。
神経質。吃音あり。
右そけい部ヘルニア(3歳)、円形脱毛症(12歳)、
蕁麻疹(中学時代に初発)、中耳炎・外耳炎
(何度も繰り返すので体質改善の注射を受ける・ガンマグロブリン?)
9歳頃の成長期に、生まれつき筋肉が少ないためか、からだが歪みはじめた。
以降代謝障害による肥満と背骨付近の筋肉を中心とする「凝り」によって
激しい疲労感・だるさに悩まされる
(現在、10年来の食事療法の改善とストレッチ等の矯正運動にてほぼ解消)。
大学4年の4月(85年)に
パニック発作(咽頭部異物感による激しい吐き気)に初めて襲われるも、
当時正しい診断を受けられず、
やむなく選択した治療法の副作用により就職活動を断念。 
卒業後はフリーターとなり現在に至る。

使用感:
デパスは術後の自律神経症状の出た時、最初に受診した内科医に処方された。

そもそも「安定剤」との出会いは、
大学3年の3月の自動車の運転免許取得時に、
小学生から続く睡眠障害のため運転操作ミスが頻発したためで、
必要に迫られてはじめて精神科を受診して服用したのが最初である。
(当時の薬名は不明)

さて、デパスであるが、一番メジャーな安定剤ということで、
医師はごく普通に処方したらしい。
なお、自分の症状について医師からは具体的な診断名は通知されなかった。

当初「リーゼ」を処方されたのだが、その後症状の増悪化により、
より効き目のあるデパスに切り替えた。
その後何度か薬を切り替えていろいろ試行してみたが、
自分の症状には本剤で十分対処できるようであり、
以後そのままで今日に至る。

昨年より「医療費の公費負担」を利用している。

半減期が短く薬効の長期持続は期待できないが、
即効性があるので発作時にはありがたい。

また、自分は錠剤を潰して粉末にして服用しているのだが、
激しい苦味のある薬もあるなか、「苦味のない」本剤の存在はありがたい。

眠剤や抗うつ剤も一時使用したことがあるのだが、自分にはあっていない。

特異体質なのであろうが、自分は指先の感覚が異常なほど病的に敏感
(指輪をはめただけで体調不良になるほど)なので、
この手術によって不快感を脳が完全に学習してしまったようで、
薬を止めることができなくなった。

仮に患部である指先を切断したとしても、たぶん症状は取れないと思う。

術後は薬を服用しないとまったく就寝できなくなった。
指先が常に不快なので、
その刺激のため「昼寝」というものも出来なくなった。

幸いどんな症状でも服薬すれば症状は緩和し、眠ることもできるので、
それだけがせめてもの救いである。

昼間も発作的に症状が激しくなる時があり苦しいのだが、
車の運転等があるので原則服用できない。

単なる一過性の精神的ストレスと違い、
手術によって作られた恒常的な身体的ストレスなので、
死ぬまでこの苦痛から逃れられない。
つまらぬ怪我と手術のために人生が狂ってしまった・・・。

今のところデパスがなくなる心配はないようで安心だが、
先生の話では、いろいろな事情で、
最適な薬がなくなり社会生活が脅かされる患者もいるそうであるが、
そうした事態はなるべくさけていただきたいものである。

通院時に薬局からもらって来る本剤の用途を見ると、
「肩こり等」の治療にも使用されるそうだが、
すでに小学生時代より全身の激しい凝りに悩まされてきた自分など、
子供の頃よりこれらを使っていれば、
人生こんなことになっていなかっただろう。

自律神経のことなど当時の子供の自分など知る由もなく
どうにもならなかったのだが・・・。
デパスは私が学生時代だった70年代には
すでに開発されていたのであろうか?

必要な時に「安定剤の有効性や存在そのもの」を
医師より知らされなかったことが悔やまれてならない。

ところで、最近の医師(特に精神科・小児科等)は、
赤面症・あがり症等のような、ちょっとした交感神経の過剰興奮症状に対して、
積極的に第一選択として「安定剤の服用」を選択する方が増えたらしい。

今もそうなのだが、これらの症状を「気の持ちようでどうにでもなるもの」と
いう精神論が、世間をはじめ医師の中にもまだまだ多いの。

そうした体質を持って生まれ、挙句の果てには人生も狂わされたものとしては、
隔世の感を覚えざるを得ない。

<M.M さんの<官能的評価>は、
まるで”デパスと私”というふうに言い換えられるような、
壮絶な人生遍歴の記録になっています。
このなかにも多く、学べるものが含まれています。

余談ですが、デパスは1983年に日本で最初に発売され、
以来、日本で一番販売錠数の多い薬物にまでなりました。
その間、たった22年です。

よって1970年代にはまだ、
デパスはこの世に生まれていなかったことになります。
(もちろん、このことがM.M さんの慰めにはならないでしょうが)

ここで語られているように、ある薬物との出合いが、
その人の人生を変えることさえあります。
(私も、そのようなケースに何度も立ち会ってきました)

そのためには何よりも、薬物が、
そして薬物の情報が豊富に存在していることが重要です。

繰り返しますが、是非あなたの<官能的評価>をお寄せください。

その一言が、ある薬物を、ひいては
ある人を救うことになるかも知れないのです。>

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[今回のMVO(most valuable opinion )]

栄えある第1回MVOは、・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・M.M さんに決定しました!

たいへんな”力作”であることを評価しました。

おめでとうございます!

『精神科医になる 〜患者を<わかる>ということ』
私のサイン入りにて、差し上げます。

M.M さん、
info@dr-kumaki.sakura.ne.jp
まで、郵便番号・住所・お名前をお知らせください。
追って発送させていただきます。

次回は、あなたのご参加もお待ちしております。

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[今後の予定]

当面、1ヶ月に1回のペースで刊行します。

(不定期刊です。もうひとつのメルマガと組み合わせて、取り組んでいきます。)

第2号 パキシル (3月刊行予定、この締め切りは2月21日です!)

第3号 ルボックス、デプロメール

第4号 ドグマチール、ミラドール、アビリット

(ここに挙げたポピュラーなもの以外についても、
ゆくゆくは採り上げていく予定です。

そのためにはやはり多くの書き込みが必要です。

http://www.dr-kumaki.sakura.ne.jp/keiji/index.html
(5つの掲示板のうち、”精神科薬物の<官能的評価>についての掲示板”
をクリックしてください! そして、ここに書き込んでください)

私も掛け声をかけてゆきますので、皆さんの盛上げ、期待しています!)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

◆精神科薬物の<官能的評価>―感じるまま薬を語ろう!◆

※「精神科薬物の<官能的評価>」では、
精神科臨床に関する講演・執筆・取材・個人コンサルティングなどの
ご依頼を承っております。
ご希望の方は、下記にお問い合わせください。

info@dr-kumaki.sakura.ne.jp

※下記HPに直接アクセスし、「臨床感覚の広場」会員になると、メルマガが配信されるだけではなく、以下の3つの特典があります。

1:本メルマガと、もうひとつのメルマガ
「精神科医熊木徹夫の『臨床公開相談』」
のバックナンバーがご覧になれます。

2:直接熊木に、臨床疑問が持ち掛けられます。
(それを取り扱うのは、もうひとつのメルマガ
「精神科医熊木徹夫の『臨床公開相談』」
のなか、ということになります)

3:「臨床感覚の広場」に設置された5つのBBSにご参加いただけます。

詳しくは、 http://www.dr-kumaki.sakura.ne.jp/index.html/ をお訪ねください。

※本メルマガは、ウェブサイト「精神科医熊木徹夫の『臨床感覚の広場』」
の中にある”精神科薬物の<官能的評価>についての掲示板”
http://www.dr-kumaki.sakura.ne.jp/keiji/index.html
への書き込み記事に、熊木がコメントを加え、監修したものです。

※本メルマガは、臨床情報の提供のみを目的としたもので、
これは医療行為に該当しません。
また、本メルマガの正確性、合法性および道徳性については、補償いたしません。
よって、本メルマガを利用し発生した、
被害および民事、刑事問題については、当方は一切の責任を免れます。
この情報に関わる最終判断は、読者の皆様ご自身の責任でお願いします。

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[編集後記]

この新メルマガの隠れた目論見は、
いまや”絶滅危惧種”になってしまった数多くの向精神薬についての
コンセンサスを再生させることで、これらの薬物を救済し、
おのおのの向精神薬が担ってきた”治療文化”を
根絶やしにしないことなのです。

おおげさに聞こえるかもしれませんが、
これはいまいる精神科医の”社会使命”だと私は考えています。

”いまよく使われている薬物こそが最良であって、
滅びゆく薬物は自然に淘汰されるのだからしかたない”との考えは、
向精神薬に関しては当てはまらないだろうと思います。

一度滅びた薬物は二度と復活しません。

それは、使われないようになることで、その薬物の文化が根絶やしになり、
精神科医がその薬物についてかつて保有していた”記憶”を失うこと、
そしてそれにより、実際使用量が激減し販売中止に追い込まれること、
これら二つの理由によります。

世の中には、”ほかならぬこの薬”でしか助からぬ人がおります。

長年”ほかならぬこの薬”で、かろうじて社会適応を保ってきた人が、
”この薬”が社会から消えたことにより、適応不能になったケースを、
私は自分の短い臨床経験のなかでも、苦い思いでいくつも見届けてきました。

このことは将来にわたっても、
助けることができるはずの人を助けられなくなる
可能性があることを示しています。

古い薬物にもいいものはたくさんあります。
その傍証として、精神科最古の薬物クロルプロマジンや
イミプラミンなどが挙げられます。

その陰で消えていった薬物には、
大きく分けて2種類のものがあると考えられます。

一つは消えるべくして消えていった粗悪な薬物、
もう一つは有用な個性を持っていたものの、
それが理解されず、あるいは知識として共有されず、
不遇な最期を遂げたもの。

前者については、放っておいていいですが、
後者は消してはなりません。

そのためには・・・簡単なことです。
声をあげ、次世代に”治療文化”を伝承しましょう!

あなたのその声こそが、
精神科治療をやせさせない強力な一助になることを、どうか知ってください)

http://www.dr-kumaki.sakura.ne.jp/keiji/index.html
(”精神科薬物の「官能的評価」についての掲示板”をクリック!)

熊木徹夫

(※ なお、ご意見・ご感想は
info@dr-kumaki.sakura.ne.jp
までよろしくお願いします)

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※『精神科薬物の<官能的評価>―感じるまま薬を語ろう!』

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